ホワイトニングについての注意事項
① ホワイトニング後は飲食物、嗜好品にご注意してください。
② 術後約1週間は、ホワイトニング用歯磨剤(Brillant more)の使用をお勧めします。
※指につけてざらざら感のあるものは絶対に使用しないでください。歯の表面を傷つけます。
③ ホワイトニング後24時間は禁煙してください。
④ ホワイトニング後24時間はさけたほうが良いもの。
■コーヒー・紅茶・日本茶
■トマトなど色の濃い野菜
■焼きそば
■わさび
■焼肉・焼き鳥
■ブドウなど色の濃い野菜
■カレー
■うがい薬
■ジュース類
■レモンなど酸性の飲食物
■味噌・しょうゆ・からし
■口紅
※ 酸性(pH5.5以下)の食品は、歯の表面のカルシウムを溶かし(脱灰)、歯の表面が荒れてしまいますが、唾液が酸を中和し、カルシウムが歯に戻ります(再石灰化)。この間は着色しやすい状態にありますので、注意が必要です。また、ホワイトニング後に酸性のものを口にすると、この脱灰が大きくなり、元に戻りにくくなってしまうことがわかっています。酸性のものが口に入ってくると、歯の脱灰を防ぐため、唾液が大量に出てきます。したがって、唾液が多く出る酸っぱいものは、酸性であることが多く、歯の表面を荒らす要注意食品です。
⑤ ホワイトニング後24時間内でも口にして良いもの。
■水・牛乳
■白身魚
■ヨーグルト・チーズ
■大根
■パン・お米
■お吸い物など色の薄い
食べ物
⑥ 飲み会、イベントのある当日、前日は避けた方がよいでしょう。
⑦ 術後、歯に縞のようなものが見えるようになることがあります。
これは歯質のなかで、歯の色の落ちやすいところと落ちにくいところがあるからです。この場合ホワイトニングを継続してください。縞模様が薄くなります。また、ペーストによるトリートメントを続けることで薄くなることがあります。
歯の白斑(白いシミ)について
歯の白いシミ(白斑)は、歯ができるとき(幼少期)に全身の状態が悪かった場合や、その時期に飲んだ高濃度のフッ素、初期虫歯、乳歯期の虫歯などの原因が考えられます。いずれの場合も、ホワイトニングによってシミが目立ってしまうことが多く、特にホワイトニング直後は、シミの白さがかなり強くなりますが、24~48時間で少し落ち着いてきます。
痛みについて
ホワイトニングは「過酸化水素」を使用しており、効果と脱水症状は比例していますので、この脱水症状による刺激感は避けられません。しかし、これは歯質内の水分量に関係していますので、刺激のでない人もいます。この「刺激感」は一時的なもので、これで歯が悪くなることはありません。また、エナメル質の厚さによっては、術後若干の刺激を感じる人がいます。象牙質の一時的な脱水症状ですのでご安心ください。通常半日程度でなくなります。ご不安な場合は鎮痛剤を服用ください。